愛するものがありません、見つけたい

誰にも選ばれたことがありません

肩書きを失うと言うこと

無職。

肩書きを失うと言うことは、生きる意味を失うことだと思う。

 

わたしは日本人で、女性で、いろいろな肩書きを持っているけれど、普通の人間と呼ばれる肩書きは少ない。

 

誰からも必要とされていないこと、社会から必要とされていないこと、緩やかに確実に時間だけはすぎていくこと。わたしは最近それを人生の消費と呼んでいる。

 

せっかく先祖の方々から受け継いだ命を、わたしは真っ当に生きていくことができない。申し訳ない気持ちでいっぱいで、でも死ぬこともできない。

 

もう大好きな両親を悲しませたくない。呆れさせたくない。わたしのせいで家族の和を乱したくない。でも動けない、頼れない、そうして一人ぼっちになっていく。

 

社会に埋もれいく孤独というのは、なぜこんなにも寂しく、切ないものなんだろう。

 

何も生み出していないのに、食欲や物欲はあって、家計簿をつけていても自分に腹がたつ。何の役にも立っていないのに、わたしは一丁前に欲しがる。

普通の生き方から外れてしまった。両親にいっぱい心配をかけてしまっている。早くこのサイクルから抜け出したいのに、普通ってどうやったら取り戻せる?

 

母さん、父さん、あなたたちの思うような素敵な娘になれなくてごめんなさい。