何者にもなれない私
春の木漏れ日の中で、きみの優しさに埋もれていたぼくは弱虫だったんだよね。
森田童子の「ぼくたちの失敗」を聴くときは必ず落ち込みたいときだ。落ち込んでいる時でもなく、ただひたすらに自分を閉じ込めておきたい感情が湧き上がるときだ。
今日、と言うか昨日、退職後初めての転職活動で面接に行ってきた。
可もなく不可もなく、と言う印象だったが、本当にこれが私の一番やりたいことかと言われれば多分そうだと思うけど、でも実力が伴っているかと言われれば自信がない。
文章力も飛び抜けて長けているわけでもなく、ジェンダーに関して突出した知識があるわけでもない。ただのいち当事者なだけだ。
でも文章を読むことや感じることは好きだ。それは多分自信がある。
次は上長予定の人との面接だ。どうなるかわからない、どう転ぶか予想もできない、突っぱね返されるかもしれない。でも私にはもう駒がない。
選択肢を狭めているのは私自身なのだろうか。
わからない、わからない、わからないと自問自答するばかりの日々である。
私は生きたいように生きられている?
答えられない。